神の目(上手な嘘のつき方3)
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「宇宙の進化がわかる絵事典」(PHP研究所)より、「宇宙の果て」。
我々がおそらく一生目にする事がないであろう光景です。無数の銀河の集合体である大規模構造の先に無限の闇が広がります。宇宙に果てはあるのか?という内容の章の背景用に描いたもの。学校では「宇宙は今も広がり続けている」と教わりますが、その広がってゆく先には何があるのか?という謎が残ります。答えは『無」という、やけに観念的なものになってしまうのですが、これは宇宙が出来る前は何があったのか?という疑問の答えと同じです。観測できないものはそう表現するしかないという訳。因に宇宙を構成する物質のほとんどは「ダークマター」といって、これも何やら良く分からない物質という事になります。要約すると「良く分からないということが分かった」と言っているようですが、それでもこの10年で色々な事が分かってきました。宇宙にはビッグバンの残り香があったり、ブラックホールが仮説ではなくなったり。私が子供の頃の図鑑には「あくまで仮説です」なんて注記がされていたような内容が現実と裏付けられるようになってきました。確実に進化し続ける天文学は、まだまだ熱い研究分野なんだと思います。
最初に戻りますが、宇宙の話をすると観念的だったり、宗教的な話になるのは今も昔も共通していますね。でも分からない事を分からないと言えるようになったのは、やっぱり学問が良い方向に進化した結果なんじゃないかなと思っています。
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by koike_terumasa | 2010-07-01 03:55 | 書籍
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