作家は門井慶喜君、高校の同級生です。でも同級生という贔屓目を抜きにしても文句無く面白い一冊です。美術品の真贋を舌に感じる味覚で見抜くという天才、神永美有と、主人公である大学講師、佐々木との友情にも似た距離感空気感がとても爽やかです。そして二人で飲んでいるビールの美味しそうな描写(笑)。 この本を読むとギネスドラフト飲みたくなってしまうんですよね。でも食の要素、大事です。そのお陰でストーリーにまろみが加わっているし、何より巨匠と呼ばれる作家には食べ物に造詣の深い方が多いですよね、門井君も巨匠の要素は満たしているという訳。 ストーリーも現在2期目に突入、オール読物6月号に「天才までの距離」と題して神永、佐々木コンビが復活していますのでこちらも要チェックです。 「人の死なないミステリー」 読後感の何と心地よい事!、おすすめの一冊です。
by koike_terumasa
| 2007-05-25 16:52
| 書籍
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小池輝政
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