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SLが走りました!
JR四国のSL急行、「一豊&千代号」の取材に行ってきました。今回はターンテーブルの無い高知〜須崎間の走行なので、下り線は機関車がバックで客車を引っ張る形になるとの事、さすがに往復運行を想定した近代車両用の設備の中で機関車を走らせるというのは、大変な苦労が伴うようです。機関車の撮影で後ろ姿というのもなんなので、上り列車をつかまえるべく終点の高知駅へ向かいました。
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高知運転所にて撮影。さすがに初めて目にした時は感動しました、ヘッドマーク、ちゃんと似合ってるか実際見るまでは心配です。
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高知駅から運転所までの回送に同乗させてもらいました。最前列の客車に乗るとこんな眺めなんですね。回送運転なので客室電源用のジェネレーターを落として走行しています、スチームの音しか聴こえない客車の中。運転所に帰るこの回送運転の時が、本来の昔からのSLの乗り心地なんですと、同乗のJR職員さんが話してくれたのが印象的。
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最後に客車を外し、石炭をかき出す作業まで立ち合わせて頂きました。写真はボイラーの前、煙突からの煤が貯まるところだそうです。
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今年も売っていたチョロQ、昨年に引き続きの販売。今年はちゃんと買えました。なんか自分のデザインしたものがオモチャになってるのはちょっと嬉しいです。

昨年の義経号の取材で生SLを見てからというもの、その圧倒的な存在感ににわかSLファンになってしまいました。蒸気機関車というのは走行に必要な一つ一つの機能が集合体として成り立っているんですね、それは複数の機能を併せ持った合理的な物造りとはちょっと違うようなのですが、見た時の説得力と明快さ、この馬力を出すためにこの大きさと形があるんだよ、という存在感が、現在の工業製品とは全く異なる艶かしさを漂わせているように思います。
私も工業デザインを長くやっていましたので、ここで懐古主義に走る気はありませんが、今の車や工業製品に足りない物ってこういう事なのかな、とふと思ってしまうような妖しいパワーをもらった、そんな一日でした。
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by koike_terumasa | 2006-11-27 19:42 | Nikki | 日記
SL急行「一豊&千代号」ヘッドマーク
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昨年に引き続き、JR四国のSL急行ヘッドマークを描かせて頂きました。山内家の家紋はそれ自身がメルセデスマークのように納まりが良いので、乗り物のヘッドマークにはうってつけです。
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by koike_terumasa | 2006-11-21 18:03 | 鉄道車両
SLが走ります!
ブログ最初の記事は、SLヘッドマークのお知らせです。
四国で開催中の「土佐二十四万石博」を記念して、SL急行「一豊&千代号」が、JR四国土讃線を走る事になりました。SLのヘッドマークを描かせて頂くのは去年に続いて2年目になりますが、沢山の方の目に触れる事になるのでとても緊張します。
今年はメルセデスマークのような山内家の家紋をモチーフにしました。大河ドラマ的にもようやく認知度の上がってきた家紋なので、そろそろ使えるかな、という所まで来た感じです。正規の採用案は鉄道ヘッドマークの欄で見て頂くとして、こちらにはアイデア段階のスケッチをいくつか。この段階から家紋案を描いていますが、やはり山内一豊といえば馬のエピソード。今回は家紋に軍配が上がりましたが、自分としてはなかなか思い入れのある構図ではあります。
走行は11月23(木)〜26(日)日の四日間。因にチケットは超プラチナらしく、即日完売との事でした。
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by koike_terumasa | 2006-11-21 17:49 | Nikki | 日記
「功名が辻-土佐二十四万石博」ヘッドマーク
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大河ドラマ「功名が辻」に合わせ開催中の、土佐二十四万石博のヘッドマークを作成しました。名馬大田黒をモチーフとしたシンプルな構図です。戦国時代の馬は当然サラブレッドではないのですが、伸びやかさ優先という事で自由に描かせて頂きました。
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by koike_terumasa | 2006-11-13 19:50 | 鉄道車両
善通寺1200年祭記念ヘッドマーク
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弘法大使空海の生誕の地である善通寺が創建1200年を迎えたとの事で、その記念ヘッドマークをデザインさせて頂きました。元々和風モチーフの絵は得意な分野でしたので、等身大で絵を描かせて頂きましたが、やはりそこはお仕事ですので先方に失礼にならない様、イメージで描かないよう念入りにリサーチを行いました。五重塔に至っては図面を見つけてプロポーションとディテールを検討。1200年という歴史の重さを実感したお仕事でした。
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by koike_terumasa | 2006-11-10 15:13 | 鉄道車両
引田ひな祭りイベントヘッドマーク2006
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香川県の引田町で催される雛祭りに合わせて、普通列車にヘッドマークが取り付けられました。砂糖や塩、醤油の製造の
盛んだった引田の街で開催される雛祭りは知る人ぞ知るイベントで、期間中一般の御家庭が面した通りに向けて雛人形を飾り付けるという華やかな風景が見られます。このようなイベントに、ささやかながら華をそえさせて頂きました。
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by koike_terumasa | 2006-11-10 14:51 | 鉄道車両
SL急行「讃岐路-義経号」ヘッドマーク
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2005年大河ドラマに合わせて運行した、JR四国のSL急行列車。四国でのヘッドマークのお仕事はここから始まりました。「力強い」、「明快」、と沢山の方に喜んで頂いた事が、今の仕事に繋がっている訳です。取材で初めてSLを目の当たりにしたのですが、その存在感に圧倒されました。「SLが来る!」という事は、やはりJRさんと言えどお祭りらしく、出発前の作業をする職員の方々の楽しそうな顔が印象的でした。
余談ですが当日このヘッドマークと同じデザインの記念弁当が売られていて驚きました。自分の描いた絵が駅弁のフタになっているという不思議....なかなか味わえない感覚です。
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by koike_terumasa | 2006-11-10 14:22 | 鉄道車両
エアロトレイン(ムササビ型)
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床下の空気圧縮に加え、天井面を流れる空気を安定させて機体を吊り上げるエネルギーに利用できないかと考えたスタディー。その為天面に大きなパネルを持ち、その形状は風を孕んだ帆のように張りのある曲面を描く。未来的なプラットホームに滑り込む瞬間をイメージしたSF仕立てのスケッチ。
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by koike_terumasa | 2006-11-10 00:33 | エアロトレイン
エアロトレイン(環状翼)
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床下で空気の圧縮を行い、揚力のコントロールは上面の翼で行う事を目的としたスタディー。複葉機のように限られた寸法の中で翼面積をかせぐ事ができるのがポイントであるが、実際の走行には床下の層流が安定すればそれ程の翼面積は必要無い為、その主眼は離床するまでの滑走距離の短縮にある。エアロトレインといえど飛行機同様離陸までの滑走が必要で、地面からの摩擦を受けている間は本来の低燃費走行は見込めない。機体が地面から離れるまでの時間を短縮する事も、スペック上大事な課題といえる。
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by koike_terumasa | 2006-11-10 00:19 | エアロトレイン
エアロトレイン(床下翼-2)
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飛行機の性能と列車としての利便性の両方の顔を持つエアロトレインにとって、その性格付けを飛行機に寄せるか、列車に寄せるかでは世の中での受け入れられ方が全く異なる。本スケッチは列車の延長として捉えた際に使い勝手も含めどれだけ違和感がないかを検討する為に描いたスタディー。実際このスタイリングで、床下翼までプラットホームに隠れて滑り込んでくれば新幹線の延長として捉えられる可能性は高く、世の中的にはその方が安心して受け入れられるのかもしれない。斬新で画期的な機能を、安心できる既存のスタイリングに包んで提供する事も、新交通システムにとって必要な検討要素といえる。
(デザイン誌CAR STYLING 156.掲載作品)
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by koike_terumasa | 2006-11-09 23:54 | エアロトレイン