<   2011年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧
ATD-X「心神」飛翔図
f0110045_10535756.jpg
「丸」1月別冊「心神vs F-35」より、心神の飛行イメージです。本見開きを含むイメージ画、カラー図面など数点を描かせて頂きました。
公開されているモデルと大きく変わっているのはキャビン廻りのみ、三菱F-1からの流用品を改めF-22相当の一体整形キャノピーを載せました。これに伴い機首まわりは大分スッキリしています。今回はスラストベクターによるロールの瞬間を描いたので、推力変更ノズルと連動して水平尾翼が可動、減圧した主翼上に雲が発生しています。

この心神という機体、公開された当時既に原寸大のモデルが存在して、「エンジンは今やってます」、「レーダーも日本のお家芸の画期的なものです」という説明だったので、それを見た多くの人がすぐに日本もステルス戦闘機を自国開発できるのかと夢を見てしまった部分が大きかったような気がします。
実際に現代の飛行機の開発がそう簡単なもので無い事は、米国F-22やF-35の開発を見れば分かると思いますが、その上で、日本の航空技術をどう育てるのかを、悲観的にならずに考える事が必要でしょう。「はやぶさ」に代表される航空宇宙の技術は、10年後の飯の種を育てる事に他ならないのですから、今は苦しくとも根絶やしにしてはいけないのだと思います。国の安全にかかわる重要な技術に、「2番は無い」という事も、知っておいてほしいですね。
[PR]
by koike_terumasa | 2011-12-17 11:35 | 飛行機